木材辞典
カリン (花梨)
カリン (花梨)
カリン (花梨)
カリン (花梨)
カリン (花梨)
樹種
カリン (花梨)
別名
プラドウ、ナーラ(フィリピン)、パドウク(ミャンマー)、ニューギニアローズウッド(ニューギニア)
科目
東南アジア産 プテロキャプス属(マメ科)
産地
主に、タイ・ミャンマーなどの東南アジアの原産種で、
フィリピンやニューギニアまで分布している。
各産地によって呼名が異なる。
なお、日本などでよく見られる果物のカリンとは全くの別の種類である。
用途
重構造材、建築材、車輌材とくに羽目板・床張、などに用いられる。
ほかに、この材の刻みものは家具類、器具類などに広く愛用されており、
木の樹液は染料の原料、あと銘木としても取り扱われている。
色調
辺材は灰白黄色でやや厚く、心材は明赤色から暗色の縞を伴った暗い煉瓦赤色を呈している。
材質
木理はやや交錯または波状、肌目は中くらいで、光沢があり磨くと美しい。
堅くて重い材ではあるが、加工は比較的容易である。
乾燥は遅く、じっくり乾かさないと狂いが生じやすい。
この材は鋸屑などの水浸出液が多く蛍光現象を現わすので知られており、この鋸屑は製材人の鼻や目を刺激する。
特性
  • 耐久性
  • 耐水性
  • 防虫性
  • 強度
  • 加工性
  • 塗装
  • 重さ重い
  • 高級感