木材辞典
桜(さくら)
樹種
桜(さくら)
別名
ヤマザクラ、ホンザクラ
科目
国内産 サクラ属(バラ科)
産地
本州、四国、九州、中国、朝鮮にも分布。サクラ類には他にシウリザクラ、ウワズミザクラなど多数の種類、品種がある。
用途
材質、色調、加工性ともに優れており、高級家具材、造作材、楽器材、器具材、彫刻材など用途は広い。特に狂いが少ないので精密さを要する器具類、スケール材として定評がある。また、山桜の樹皮を素材にして樺細工と呼ばれる工芸品が作られたり、樹皮の内側からは桜皮と呼ばれる生薬がとれ、煎じて喉の薬としている。
色調
心材の色は赤褐色、辺材は淡黄褐色ないし黄白色、境界は明らか。年輪はやや不明瞭。
材質
材質は適度に硬く、強い。木理ほぼ通直、肌目は精、磨くと艶が出る。乾燥にはやや時間を要するが、狂いは少なく、加工は容易。耐久性は高い。
特性
  • 耐久性
  • 耐水性
  • 防虫性
  • 強度
  • 加工性
  • 塗装
  • 重さ重い
  • 高級感