木材辞典
ラワン
樹種
ラワン
別名
(フィリピン)、セラヤ(マレーシア)、メランチ(インドネシア)
科目
東南アジア産 パラソレア属、ペンタクメ属、ソレア属(フタバガキ科)
産地
フィリピン、マレーシア、インドネシアなどに分布。産地国によって呼名が異なる。“ラワン”はフィリピンでの名前で、前述のフタバガキ科3属で構成される同属の総称である。
用途
代表的な合板用材としてよく知られている。大径木が多く幅広板がとれるので重用される。建築用材に、家具材、箱材など用途は広い。
色調
ホワイトラワン系、レッドラワン系に大別される。前者は桃色を帯びた淡灰褐色ないし淡黄色で心材、辺材の境界は明らかではない。後者は濃赤褐色ないしレンガ色で境界ははっきりしている。
材質
木理は交錯、肌目は粗い。木質は軽軟が多いがレッド系はやや重い。加工は容易。耐朽性は低い。
特性
  • 耐久性
  • 耐水性
  • 防虫性
  • 強度
  • 加工性
  • 塗装
  • 重さ重い
  • 高級感0