木材辞典
ナラ
樹種
ナラ
別名
国内産「ナラ」参照
科目
ロシア・中国産 コナラ属(ブナ科)
産地
北海道から九州に至る日本全国、さらにサハリン、南千島、朝鮮などに分布。特に「道産の楢」と呼ばれる北海道が代表的産地である。
用途
柾目面に現れる虎斑(とらふ)杢が家具材としての魅力を高めている。また、艶出しがよいので、内装用材としても賞用されている。その他床板、器具材、洋酒樽、造船など用途は広い。
色調
心材の色は暗灰褐色、辺材は灰白色。境界は明瞭である。柾目面に虎斑(とらふ)が現れる。
材質
材は重硬で、切削などの加工は難しく、乾燥の際割れが生じやすい。
特性
- 耐久性:◎
- 耐水性:○
- 防虫性:○
- 強度:◎
- 加工性:○
- 塗装:◎
- 重さ:重い
- 高級感:◎